日光東照宮
2017年 6月8日。日光東照宮はこれまで何度も訪れているが、陽明門の改修工事が終わったので今回訪れた。いつものように5:00からの仕事を終え、目的地を目指す。今日はひとり旅、相棒はエスティマ。
東北道〜日光宇都宮道路を走ると約1時間でついた。
今回のブログは現地で観光しながら書き留めたい。
じっくりと見ながら、解説もしながら、だからかなりの長文になりそうです。あしからず。
神橋を通り過ぎて、しばらく坂を登ると、駐車場がある。平日にもかかわらず、駐車場はほぼ満車❗️
鳥居脇に出る近道もあるがあえて大回り。
約1250年前、山岳仏教の僧侶である『勝道上人』が
日光山を開山。東照宮、輪王寺(改修中)、二荒山神社を合わせ、『日光の社寺世界遺産』になっている。
今日は、東照宮のみを参拝する。
参道の正面から鳥居を望む。鳥居は関ヶ原の戦いで武功をたてた『黒田長政』が寄進したもの。幾度の震災でも倒れなかった威風堂々の石鳥居である。
鳥居の下には、いにしえの人たちが天候を占った。
『照降石』がある。湿度が高くなると石の右側部分が三角形に黒く変色する。今日は、曇り空なのでいくらか黒くなっている。
鳥居をすぎるとすぐ左手に『五重塔』がある。
東京スカイツリーの構造の参考になった『心柱』が
中心にあり、バランスをとっている。
一階部分には、十二支の彫刻が彫られている。
正面の東側には右から、寅(家康公の干支)、
卯(2代秀忠)、辰(3代家光)が彫られている。
表門をくぐる。象とバクの彫刻がある。
象は大きさで地面の邪気を抑え込む。
バクは夢以外にも鉄や銅を食べる。(戦乱の原因となる武器を食べる。)
以上のことから平和の象徴とされている
表門をくぐり左に曲がると、『新厩舎』(馬小屋)があ
る。そうですかの有名な『三猿』の彫刻がある建物です。彫刻は全部で8種類あり。生まれた時から、
親になるまでの一生を表現しており、1〜8枚目まで行きそれを繰り返すという『輪廻』を表しています。有名な『三猿』は、幼少期の教えで、悪いことを
言ったり、見たり、聞いてはいけませんよ。という教えを表しています。
その先に『陽明門』が見えてきますが、その手前に
東照宮最大のパワースポットと言われる場所があります。東照宮が建てられた場所は、不動の星として古くから信仰されている『北極星』と『宝塔』(家康公のお墓)と江戸城が一直線に並ぶ場所に位置しております。その直線上に位置する場所がこの石です。
石の上に立ちパワーをいただきました。
いよいよ陽明門に着きました。石段の脇には、東西の大大名や朝鮮国、オランダが寄進した灯篭が立ち並び、徳川家の威厳を示している。
陽明門は、豪華絢爛で圧倒された。
珍しいものでは、境内に唯一の野菜の彫刻である
『金の茄子』の彫刻もあった。
いよいよ、奥社の宝塔(家康公のお墓)を目指す。
入り口には有名な『眠り猫』があり、その裏には
『雀』の彫刻が彫られている。平和の象徴である。
200段の石段の先に、宝塔がある。周辺には、豪華な装飾はほとんどなく、逆にここが特別な場所であることをひしひしと感じる。
最後に御朱印をいただいた。
家康公の遺言
『駿河の国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎてから下野の日光山に小さなお堂を建てて祀ること』
過去の旅も合わせて、歴史を感じられる旅になった。今回も素晴らしい旅をありがとう。
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